水中での活性酸素処理の今後の展開は?

 


 オゾン利用で多いのが、水(上水・廃水)処理での利用です。しかしオゾン利用はイニシャル・ランニングコストがかかることから、処理の後段で残った色、COD処理に利用されていました。しかし、活性酸素の場合はコストパフォーマンスが高いので、前処理での有機物分解に利用出来ます。そうすることで生物処理時間の削減、使用エネルギーの削減、発生汚泥の削減が可能になります。  

 弊社で最も期待しているのは殺菌効果です。今後大きな問題になるであろう感染症の殺菌処理に効果を発揮できるのではないかと考えています。  

 また、今までオゾン利用されていた下記の分野での利用が期待できます。  

  1. 食品殺菌・鮮度保持

  2. 下水道水殺菌・脱臭・脱色・有機物低減

  4. 水族館・養魚場・動物園の用水の殺菌・脱色・有機物低減

  5. 温室栽培・水耕栽培の殺菌

  7. パルプの漂白

  8. 室内空気の殺菌・脱臭

  9. 工業排水の脱臭・有害物質除去

 10. 半導体微量有機物除去

 11. 冷却水配管の殺菌・殺藻

 13. 有機材料の表面処理(接着力の効果の増加等)