水中有機物の効果的な分解処理は喫緊の課題で、オゾンやオゾンを利用した促進酸化法、フェントン法、プラズマ利用など開発されましたが、コストと大量処理が難しい等の理由で広がりを見せていません。
【活性酸素水処理の必要性】
琵琶湖を初め世界の湖沼、河川では見た目はきれいになっているが、水質汚濁の指標であるCOD(化学的酸素要求量)は増加傾向にあります。原因は微生物が分解しにくい「難分解性有機物」の増加といわれています。それらは発がん物質であることが多く、しかも湖沼、河川の水は飲料用に取水されてることが大きな問題となっているのです。
【活性酸素水処理技術について】
当社の大気中で発生させている活性酸素をそのまま水中に投入しても、それほど多くのOHラジカルは発生しませんでした。
この程開発した技術は、空気中の酸素から活性酸素の一種であるスーパーオキンド(・O2)を生成し、そこにオゾンを少量混合させることで、イオン化したオゾンを生成させます。それを水中に投入すると、瞬時にヒドロキシラジカル(・OH)が生成し、水中の有機物を分解します。さらに、投入にはウルトラフアインバブルを利用することで、有機物との接触効率が増加し、効果的な分解処理が出来ます。
【水中での活性酸素生成の反応式】
1) O3+・O2-→O3-+ O2(イオン化オゾンの生成)
2) O3-+H2O→ ・OH+ O2+OH― (ヒドロキシラジカルを生成)
【期待される活性酸素水処理】
COD規制が下がれば下がるほど分解しにくい有機物が残っていきます。人間にとって便利なものを追求すればするほど、分解しにくい有機物は増えていきます。処理を微生物だけに頼れば、発生する汚泥も増え、その汚泥処分が大きな問題になります。
活性酸素による水処理は、今後増え続ける難分解性有機物や油分を容易に分解するとともに、その結果として汚泥も少なくなる、コンパクトな排水処理を目指します。
また浄水場でも、現在は効果が問題視されているオゾンを利用していますが、今後は活性酸素で容易に低コストで安全な造水が可能になります。
活性酸素水処理効果
1)ローダミン(分解しにくい染料)の分解試験
2)しその葉処理
3)染色排水処理
期待される活性酸素水処理
COD規制が下がれば下がるほど分解しにくい有機物が残っていきます。人間にとって便利なものを追求すればするほど、分解しにくい有機物は増えていきます。処理を微生物だけに頼れば、発生する汚泥も増え、その汚泥処分が大きな問題になります。
活性酸素による水処理は、今後増え続ける難分解性有機物や油分を容易に分解するとともに、その結果として汚泥も少なくなる、コンパクトな排水処理を目指します。
また浄水場でも、現在は効果が問題視されているオゾンを利用していますが、今後は活性酸素で容易に低コストで安全な造水が可能になります。