活性酸素処理(分解)とは何をしているのですか。 


 有機物は基本C(炭素)―C(炭素)、C―H(水素)結合に、N(窒素)やO(酸素)などがくっついて出来ています。さらにP(リン)などの無機物も結合している場合もあります。

 活性酸素が酸化能力が大きいということは、いいかえれば非常に不安定な状況にあるといえます。不安定なものは安定化しょうとしますので、有機物の原子結合からC、H、N、Oを奪い取るのです。いわゆる酸化分解です。こうして有機物は原子結合が分解させられて、最終的にH2O、CO2になります。

 活性酸素処理とは、活性酸素が有機物の原子結合を順次分解していく反応です。

 ちなみに、この原子結合の分解反応は発熱反応で、200℃近い熱が発生します。これを利用することで、処理のエネルギーが大幅に削減できます。