スーパー生ごみ処理技術開発しました

  今までの生ごみ処理処理が解決できなかった課題、すなわち投入物を100%分解する、野菜残渣連続処理でも排水が発生しない、ニオイもほぼない、加熱ヒーターが不要のすべてを解決した生物処理技術をこのほど開発に成功しました。

 

  当社の目標は社名の通り、Water(水)、Energy(エネルギー)、Food(食糧)の地産地消技術開発で、一度使用したものは出来る限り再利用する分散型の持続可能な社会を構築することです。生ごみもリサイクルを前提に活性酸素による分解乾燥装置「α-Gaia」等を開発してきました。しかし、他社生物処理装置でも処理物は農業利用には回されず、多量に保管されたままだったり、産業廃棄物として処理されたりしています。そのような状況から微生物による生ごみ処理機は家庭からも企業からも姿を消しつつあります。

 

しかし、工場ではSDGsの作る責任の中での廃棄物の削減が求められており、そのような事情から、最近消滅型生ごみ処理機を導入される工場も多数あります。ところが、消滅型生ごみ処理装置のほとんどは、分解生成物を水で洗い流す機構になっていて、排出される排水が基準以下のBODなら問題ないのですが、その多くが基準を大きく超えているのが実情です。

 

これらの消滅型生ごみ処理装置を見るにつけて、当社の活動目標には反するのですが、個体有機物の活性酸素ガス化分解装置を開発・販売していることもあり、排水の出ない消滅型生ごみ処理装置開発に取り組んできました。

 

 

  開発した処理装置は特殊な菌と活性空気の組合せの処理が基本となり、勿論装置は今までにない工夫をしていますが、加温装置や特別な脱臭装置もなく、撹拌によって分解促進しているシンプルな構造となっています。

1)農作物残渣処理試験

農作物残渣処理試験
農作物残渣処理試験

2)麺類処理試験

麺類処理試験
麺類処理試験

3)野菜残渣連続投入処理試験(10日間)

野菜残渣連続投入処理試験
野菜残渣連続投入処理試験
野菜残渣連続投入処理試験

 今後5月中旬をめどに装置化し、当面100L、400L処理の2種類から販売していく予定です。