2024年度中国科学技術部日中連携事業に採択されました。


 中華人民共和国科学技術部が実施する日中連携事業にJICA(日本国際協力機構)が協力して、中国の大学と日本の企業が、環境、省エネ、カーボンニュートラル等の分野で推進する画期的な共同研究、実証事業を支援することで、その技術・製品が中国で広まり、それによって日本企業の販路拡大につながることを目的としています。

 

 滋賀県は中国湖南省と友好提携を結んでおり、湖南省にある滋賀県経済促進センターの紹介で湖南大学化学化工学院の朱日龍教授と交流が始まりました。

 

 中国では飲料水に含まれる(水酸化)タリウムが問題になっています。タリウムは猛毒で、発生源はほとんどは工場排水と言われています。

 

 中国での排水処理は一般的な凝集沈殿方式で処理されていますが、タリウムを効率的に除去するのは難しく、またタリウム処理だけに高額なコストもかけられません。低コストで効果的に処理が出来る技術が求められてきました。

 

 当社の「TERRAST(テラスト)」は、凝集処理が難しい低濃度域の処理が可能で、またイニシャルコストも低く、1回/6ヶ月交換するだけでメンテナンスもフリーです。

 

 今後、朱教授と共に、タリウムの効果的な処理システムを確立し、排出工場に試験装置を設置して実際に処理確認をする予定です。