活性酸素は人間に危険ではないのですか?

 


 生物は酸素を取り込んで生命を維持する方法を選んだことで、同時に大きな問題を背負うことになりました。活性酸素です。活性酸素は、人間にとって老化やがん化、病気の原因とされる物質なのです。酸素を取り込んで酸化することで大きなエネルギーを得ていますが、同時に多量の活性酸素も発生しています。顔のシミも顔に接触している酸素が、太陽の強烈な紫外線で活性酸素に変わることで、皮膚の細胞を破壊したためにできた現象です。生物は体内で今までこの問題と戦い続けてきましたし、現代医学もこの問題に取り組んでいます。活性酸素は今まで主として医学関係で研究されてきました。ポリフェノールやカテキンが健康に良いといわれるのは、この活性酸素の中和能力が高いからです。

 このように危険な活性酸素を、我々はあえて利用し、なおかつヒトに影響がないように管理・利用していこうとしています。