現在の下水処理はエネルギー、汚泥廃棄物問題で、新たな処理技術が求められているそうですが、WEF技術開発ではこの2つの問題を解決できる技術があるのでしょうか?
すでに出てきている汚泥は、「α-Gaia」や「クリラック処理」で減容化、リサイクル化が可能ですが、今後汚泥の発生を大幅に削減できる技術が必要になります。
WEF技術開発では、日本の最新の技術UFB(ウルトラファインバブル)、SBC担持体、場合によってはBFC菌を組み込んだ、高速有機物分解システム(「SBC-Pro」)で、成果を上げています。
この処理は活性汚泥処理(生物処理)に入る前に、有機物を出来るだけ処理するものです。有機物や油分を短時間に、大量に処理します。UFBで高濃度酸素を超微細気泡で水中に供給することで、大量に微生物を繁殖させ、有機物を処理します。しかし、同時に設置されている接触材によって、嫌気性菌も同時に増えますので、汚泥はほとんど増えることはありません(衰弱した好気性菌を嫌気性菌が食べる)。「SBC-Pro」 の設置によって、生物処理槽も大幅に縮小することが可能になります。
食肉工場で油分を加圧浮上分離処理せず、河川放流し、5年間余剰汚泥引き抜きしていない実例もあります。
2018年から、中国の大手環保企業と、その企業が運営する下水処理場においての実証共同研究が始まっております。