汚泥関係廃棄物の不溶出凝固

汚泥関係廃棄物は今までほとんど埋め立て処理されてきました。焼却処分したり、含有有害物質を除去したりするには、あまりに費用が掛かるのと、処理エネルギーや発生ガスも大きな問題です。ましてや、リサイクルなどということは、考えることすらありませんでした。

簡単・早い・安い・安全、汚泥(無機から有機廃棄物まで)凝固技術


コカ(COCA)処理は、今までの汚泥処理の問題をすべて解決し、しかもリサイクルや、再利用が可能になります。

①石油汚泥(スラッジ)

②凝固剤を入れて攪拌5分

④8日目で持てるまでに


コカ(COCA)処理の特徴 ※セメント・石灰不要の凝固処理


安全・安定

あらゆるヘドロを無害な砂質土にする。

再泥化、有害物質の再溶出無し。



大量・早い

ヘドロの含水率にかかわらず、短時間で凝固。

1時間で移動可能状態に凝固。

再泥化しないので、天日乾燥で脱水処理可能(約4~10日)



減容化

各種排水スラッジ等は1/10以下に減容可能(含水率10%以下)。



リサイクル

セメント系処理剤のように、凍結、熱、風化による劣化がない。

法面等の緑化、公園の芝生施工等の基盤材として利用が可能。

石油系スラッジは水分がなくなるので、燃料利用も可能。



中性処理

中性域で処理、安定化されるため、酸・アルカリ二次汚染が発生せず、

魚介類や植物の生息に影響がない。


コカ(COCA)処理泥溶出試験結果


含有有害物質の溶出防止(不容化処理)を目的とする場合は、有害物質の含有量が多いほど、コカ(COCA)の使用量を増やして処理します。

 分類項目 

 水質汚濁に係る環境基準(mg/l)

 
A(55kg/m³配合)    B(70kg/m³配合)    C(80kg/m³配合) 
 原泥含有量mg/kg  凝固泥1カ月後  凝固泥分離水  原泥含有量mg/kg  凝固泥1カ月後  凝固泥分離水  原泥含有量mg/kg  凝固泥
 アルキル水銀化合物 *0.0005 <0.01 <0.0005 <0.0005  <0.01  <0.0005  <0.0005  <0.01 <0.0005
総水銀  0.0005 1.21 <0.0005  <0.0005 2.42 <0.0005  <0.0005  0.18  <0.0005 
 カドミウム又はその化合物 0.01 6.84  0.001 0.001  0.94 <0.001  <0.001  1.0  <0.001
シアン化合物  *0.01 <0.5 <0.01 0.02 0.86  <0.01 0.02  <2  <0.01 
 有機リン化合物 0.1  <0.5  <0.01 <0.01  0.1  <0.01 <0.01 <0.1  <0.1 
 鉛又はその化合物 0.01  193.0 0.02  0.02  49.4  0.015 0.022 43.0 <0.001 
 六価クロム化合物 0.05  <2 <0.01  <0.01  <2  <0.02  <0.02 <3  <0.02 
総クロム  -  217.0 <0.01  0.05 443.0  <0.02  0.09
ヒ素又はその化合物  0.01  10.1  0.011  0.026  7.56  0.010 0.011 24.0 <0.001 
PCB  *0.0005  6.4  <0.0005  <0.0005  1.16  <0.0005  <0.0005  <0.05 <0.0005 
フッ素化合物   -  -  -  -   41.9  0.2 0.2 - 
有機塩素化合物   -  50.0  <0.1 <0.1  -  -  -  - 

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