汚泥関係廃棄物の不溶出凝固
汚泥関係廃棄物は今までほとんど埋め立て処理されてきました。焼却処分したり、含有有害物質を除去したりするには、あまりに費用が掛かるのと、処理エネルギーや発生ガスも大きな問題です。ましてや、リサイクルなどということは、考えることすらありませんでした。
簡単・早い・安い・安全、汚泥(無機から有機廃棄物まで)凝固技術
コカ(COCA)処理は、今までの汚泥処理の問題をすべて解決し、しかもリサイクルや、再利用が可能になります。
コカ(COCA)処理の特徴 ※セメント・石灰不要の凝固処理
あらゆるヘドロを無害な砂質土にする。
再泥化、有害物質の再溶出無し。
ヘドロの含水率にかかわらず、短時間で凝固。
1時間で移動可能状態に凝固。
再泥化しないので、天日乾燥で脱水処理可能(約4~10日)
各種排水スラッジ等は1/10以下に減容可能(含水率10%以下)。
セメント系処理剤のように、凍結、熱、風化による劣化がない。
法面等の緑化、公園の芝生施工等の基盤材として利用が可能。
石油系スラッジは水分がなくなるので、燃料利用も可能。
中性域で処理、安定化されるため、酸・アルカリ二次汚染が発生せず、
魚介類や植物の生息に影響がない。
コカ(COCA)処理泥溶出試験結果
含有有害物質の溶出防止(不容化処理)を目的とする場合は、有害物質の含有量が多いほど、コカ(COCA)の使用量を増やして処理します。
分類項目 |
水質汚濁に係る環境基準(mg/l) |
A(55kg/m³配合) | B(70kg/m³配合) | C(80kg/m³配合) | |||||
原泥含有量mg/kg | 凝固泥1カ月後 | 凝固泥分離水 | 原泥含有量mg/kg | 凝固泥1カ月後 | 凝固泥分離水 | 原泥含有量mg/kg | 凝固泥 | ||
アルキル水銀化合物 | *0.0005 | <0.01 | <0.0005 | <0.0005 | <0.01 | <0.0005 | <0.0005 | <0.01 | <0.0005 |
総水銀 | 0.0005 | 1.21 | <0.0005 | <0.0005 | 2.42 | <0.0005 | <0.0005 | 0.18 | <0.0005 |
カドミウム又はその化合物 | 0.01 | 6.84 | 0.001 | 0.001 | 0.94 | <0.001 | <0.001 | 1.0 | <0.001 |
シアン化合物 | *0.01 | <0.5 | <0.01 | 0.02 | 0.86 | <0.01 | 0.02 | <2 | <0.01 |
有機リン化合物 | 0.1 | <0.5 | <0.01 | <0.01 | 0.1 | <0.01 | <0.01 | <0.1 | <0.1 |
鉛又はその化合物 | 0.01 | 193.0 | 0.02 | 0.02 | 49.4 | 0.015 | 0.022 | 43.0 | <0.001 |
六価クロム化合物 | 0.05 | <2 | <0.01 | <0.01 | <2 | <0.02 | <0.02 | <3 | <0.02 |
総クロム | - | 217.0 | <0.01 | 0.05 | 443.0 | <0.02 | 0.09 | - | - |
ヒ素又はその化合物 | 0.01 | 10.1 | 0.011 | 0.026 | 7.56 | 0.010 | 0.011 | 24.0 | <0.001 |
PCB | *0.0005 | 6.4 | <0.0005 | <0.0005 | 1.16 | <0.0005 | <0.0005 | <0.05 | <0.0005 |
フッ素化合物 | - | - | - | - | 41.9 | 0.2 | 0.2 | - | - |
有機塩素化合物 | - | 50.0 | <0.1 | <0.1 | - | - | - | - | - |