SBC接触材(設置式微生物担持体)
接触材設置前 生物膜付着状態 生物膜
構造上の特徴
・ろ材の比表面積が大きい(60~100㎡/?)
・ろ材の充填率が高い(70~80%)
・容積負荷を高くできる(固定ろ床部での容積負荷0.6~1.2㎏BOD/?・d)
処理上の特徴
・好気性、嫌気性菌を共生・棲息させ、効率的な処理の実現
・他の接触材と違い、付着物・目詰まりがない(洗浄等のメンテナンス不要)
・余剰汚泥量発生量削減
工場排気中のDMF(ジメチルホルムアミド)を水に溶かし、SBC処理で分解
化学工場排水処理。20年間汚泥引抜きなし。
日本、中国、台湾で特許取得
既存活性汚泥処理での効率的余剰汚泥発生削減
■SBC接触材+UFB+(BFC菌)使用
原水槽(調整槽)若しくは活性汚泥処理槽の一部を、有機物分解槽に変更
※生物処理槽にマイクロバブルを入れたり、BFC菌を投入してもよいが、ランニングコストも増加するため、コストが見合うよう、前処理として急速有機物分解処理を行う。
試験装置
油分解処理
食品工場・油脂工場等の排水には多量の油分が含まれ、処理システムが機能不全を引き起こすため、油分を分離する前処理が必須である。一般的には加圧浮上分離装置で油を物理的に分離する装置が使われてきた。しかし、分離された油分は産業廃棄物として処理する必要があり、また処理油脂からの悪臭、処理装置周りの汚れなどが問題となってきた。
SBC処理システムで油分処理を行うことで、コンパクト、低メンテナンスコスト、後段での標準活性汚泥処理の汚泥削減が可能な処理が出来る。
油脂分解試験
分析データ